フィラリアが発症するまで

フィラリアとは蚊が媒介する寄生虫で、心臓に寄生し様々な疾患を引き起こす感染症の事です。
成虫はメス28センチ、オス17センチの細長い乳白色のそうめんのような形状をしています。
フィラリアが寄生する事で心臓、肺、肝臓、腎臓などの臓器に様々な疾患を引き起こし、最終的には死を招きます。
確実に愛犬の命を脅かすフィラリアですが、どのようにフィラリアは感染し発症していくのでしょうか。

フィラリアに感染している犬の体内で成虫がミクロの幼虫を生み、そのミクロ幼虫が犬の血液中を流れているところを蚊が吸血し、蚊の体内にフィラリアの幼虫が入ります。
蚊の体内で0.2ミリほどに成長したフィラリアの幼虫は、蚊の口部分に移動します。
その蚊が犬を吸血する事で、フィラリアの幼虫は犬の体内に侵入し感染するのです。

犬の体内に侵入したフィラリアの幼虫は、2か月から3か月かけて皮下組織や脂肪、筋肉などを移動しながら成長していきます。
やがて静脈内に侵入し心臓の右心室へと移り成虫となるのです。
成虫は右心室から肺動脈に寄生し、血液中の栄養を摂って生きていきます。

フィラリアに感染してもすぐには症状が出ない事がほとんどなので、症状が出た時にはすでに悪化している事が多く、心臓や肺などにかなりのダメージを受けています。
さらに症状が進むと肝臓や腎臓にも影響がおよび、治療をしても元に戻る事はないといいます。

フィラリアを予防するには、蚊が発生するシーズンに予防薬を投与する事しかありません。
大切な愛犬を守るためにもフィラリア対策はしっかり行いましょう。